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令和4年 春彼岸会

本日10時より秋彼岸会をおこないました。

 

無事に終わりました。

 

まん延防止等重点措置(まんぼう)中ではありましたが、たくさんのお参りありがとうございました!

 

最後に祝聖文をお称えして東日本大震災物故者のご回向のあと、コロナウイルス物故者のご回向と早期収束のお勤めをいたしました。

 

祝聖文

天下和順 日月清明 風雨以時 災厲不起 

国富民安 兵戈無用 崇徳興仁 務修禮譲

 

訳)天下は太平になり、太陽も月も清らかに輝き、時節良く雨が降り風が吹き、災害や疫病も起こらない。

国は豊かに栄え、民の暮らしは安らかとなり、武力を行使することもない。

人々は他人の善いところを尊び、互いに思いやりながら、つとめて礼儀正しくふるまい、また譲り合うのである。

 

このお経の中には、病気や災害が起こらない世界でありますようにという言葉と、武力を行使することなく、互いに思いやり助け合いながら過ごせますようにというお言葉が含まれています。今私たちのこの世界は、コロナウイルスもあれば、この間も大きな地震もありました。そして今は海の向こうでは戦争も行われています。

 

2500年前に残されたお経ですけれども、自然の営みや私たちの人間のありようは変わっていないのでしょう。

おそらく、これからも人間が住む世界は、思い通りにならない娑婆世界であるということは変わらないのだと思います。

 

だからこそ、ただひたすらに阿弥陀様におすがりし、極楽世界である彼岸を求め、お念仏を称えることしかできない私たちなのです。

 

法要後にはそんなお話をいたしました。

 

 

穏やかな天気の中で、穏やかな時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございます。

 

またお参りください。お待ちしております。

 

南無阿弥陀仏