手を清潔に保つことはウイルス対策の基本であり、この数か月で手洗い、アルコール消毒などの習慣が自然と身についたのではないでしょうか?
『手をあらうように、いつも心をきれいにしておこう』
仏教伝道協会「ブッダがせんせい」より
手やからだが汚れるように、実は心の中にも汚れというものがあり、心をきれいに保つことはとても大切なことですよ、というのが仏教のお釈迦様のお言葉です。
そしてお釈迦様は、いつもきれいな心で過ごすことで、楽しいことやうれしいことが、たくさん起きるのですよと言っています。
でも、手やからだは洗ってきれいにできるけど、心はどうすればきれいになるのでしょう?
それは「悪いことをしない」こと。
例えば・・・
嘘をつかない。
人のものをとらない。
人や動物をいじめない。
らんぼうな言葉を使わない。
人の悪口を言わない。
たくさん欲しがらない。
などなど。
悪いことや、人の嫌がることをすると、心がどんどん汚れてしまって、楽しいことが起こらなくなってしまうのです。
私たち大人が率先して手洗い、消毒。
そして、しっかりと心もきれいにしておきたいものです。
すべてのものごとは、その人の心によって成り立つ。いつも清らかな心で話したり行動するならば、楽しみや喜びは、いつも影がそうようにその人につきしたがうだろう。
『ダンマパダ』